いつもネイルをしている人は 要注意!

こんにちは。国際薬膳師 の 熊代美奈子 です。

 

前回のブログで 春は 五臓のうち 肝臓の機能が盛んになるので

肝臓を 傷めないように

肝に効く 酸味のある 薬膳を 紹介しましたが

 

内臓ですので 痛みを感じたり 

血液検査の数値が悪くなければ 悪い とは感じづらいものですよね。

 

そこで今回は その目に見えない 内臓の良し悪しが

目で見て分かる方法をお教えしたいと思います。

 

中医学には 五華 というものがあります。

 

華は 輝き・つやつやと美しい ことの表現で

五臓機能の 良好な状態が現れる 部位を 

指し示す ものです。

 

五は 五臓の 五です。

つまり 肝臓 心臓 脾臓 肺 腎臓 です。

 

各 五臓の五華は 次のとおりです。

 

肝 → 爪 

心 → 顔

脾 → 唇

肺 → 皮毛

腎 → 髪

 

肝臓機能の良し悪しは 爪 で分かりますが

では 爪 で何が わかるのか というと

 

・爪が割れやすい  → 栄養不足

・爪が凸凹している →  〃

・爪に縦じわがある → 老化

・爪に横じわがある → 過労

・爪が青白い    → 貧血 冷え性

          

と言われています。

肝臓には 血液を貯蔵する働きと 血量を調節する 働きがあります。

また 血液循環を 正常に保つ 働きもあります。

 

ですので しっかりと 栄養を摂っていないと 血が不足し

爪のトラブルや 赤みのない 青白い 爪になる

という訳です。

 

大切なことは 上記の状態が 一時的か慢性的か

ということです。

特に 青白い爪は 病気が潜んでいる とも

言われています。

 

ネイルを日常的にしている人は 肝 の状態を

見落とさないように 気をつけてくださいね。

 

上記の爪の症状は 

いずれも 血の不足を補うこと が大切ですので 

血の不足を補う食材を使った 薬膳を 紹介したいと思います。

 

まず 血の不足を補う 食材は

人参 ほうれん草 落花生  

豚レバー 豚ハツ 豚足 

イカ タコ 赤貝 です。

他に なつめ 紅茶 といった 色の 赤いもの や

胡麻 黒豆 黒糖 黒米 ひじき プルーン

といった 黒いものは 血 を補う だけでなく

アンチエイジング にも効果的ですよ。

 

《黒米のご飯》

 

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(左)白米 + 黒米 で炊いた ご飯です。(右)黒米 です。


材料  白米

    黒米

    水 

※分量は 黒米のパッケージの記載どおりに。

 

作り方 ①炊飯器に 白米を入れて 研ぐ。

    ②①に黒米を入れて混ぜる。

    ③白米の分量に合った 水を ②に入れる。

    ④スイッチを入れて炊く。

    ⑤炊き上がったら 混ぜて 出来上がり。

 

黒米は 血を補うなどの 栄養があるだけでなく

楊貴妃が 食べていたことで 知られていて

美肌効果もあるようです。

 

《薬膳ドリンク》

        

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レーズンの甘味が 紅茶 にとっても合います ♫ 


材料   紅茶   小さじ2杯

     なつめ  2つ

     レーズン 小さじ1杯

     熱湯  300~400cc

作り方  ①ティーポットに紅茶 なつめ レーズン

     を入れる

    ②①に熱湯を注ぐ

    ③2~3分蒸したら出来上がり。

 

※なつめ レーズン はお好みで 分量を増やしたり減らしたり

 して お好みのテイストで お楽しみください。

 

最後までお読みいただき ありがとうございました。

 

国際薬膳師 国際薬膳調理師 登録販売者

 熊代 美奈子(くましろ みなこ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怒りっぽくなる 春を ジャスミン茶 で穏やかに過ごしましょう。

桜舞う 春の季節がやってきましたね。

陽射し あたたかく 気持ちのよい季節ですが、

春は 風の強い季節でもありますね。

中医学では 身体を守る力が弱いと 邪気が身体に侵入し 

疾病になりやすい と考えられています。

 

春の邪気は 風に邪気の邪と書いて 風邪『ふうじゃ』 と言われています。

 

そこで 風邪と 春の身体 の特徴と 春の薬膳 を 紹介します。

 

🌷風邪の特徴

 ①軽く、上昇・発散する という特徴から 身体の上半身を傷めやすくなる

  → 頭痛、めまい、目の充血、鼻づまり、喉の痛み、軽い咳 など

 ②症状が 身体のあちらこちらに移り 現れる という 善行 の性質から

  邪気が あちらこちらに移動する。

  → かゆみ、しびれ など

 ③症状が 変わりやすく 病気の変化が速い という 数変 の性質から

  かぜが 気管支炎・肺炎 と変化する。

 ④かぜは風は一年中吹くので 百病の長 といわれ 風邪が 他の邪気 

  と一緒になり 身体に侵入し 様々な病気を引き起こす。

※他の邪気とは…

 梅雨=湿邪 夏=暑邪・火邪 秋=燥邪 冬=寒邪  

 

🌷春の身体の特徴

 

 春は五臓のうち 肝臓の機能が盛んになり 精神・情志の活動が

 上昇・発散します。

 いわゆる 怒りっぽくなります。

 怒りの感情が長期続くと 肝臓 だけでなく

 肝臓の機能に 密接な関係があると言われている 脾臓と胃 

 にも影響を与える為

 風邪の侵入を防ぐ と同時に 肝 と 脾胃 を傷めないように

 楽観的な心理状態を保つことが重要です。

 

🌷春の 薬膳

 

 ・身体をあたため 上昇・発散させる効果 のある食材を使う

  つまり 温性で 辛味 のものを使う

  → ネギ 生姜 パクチー みょうが 三つ葉 など

 ・春の味である 酸味 を摂る

  酸味は 肝 に効く

 ・脾 に効く 甘味 も摂るといい

  

パクチーピリ辛サラダ》  

 

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我が家の定番メニューの1つです。

 

材料 パクチー    1袋   

   春雨      180g     

   むき海老(冷凍)180g     

   きゅうり    1本       

   カシューナッツ 40g      

   ナンプラー   小さじ4杯         

   酢       大さじ2杯    

   ポッカレモン汁 大さじ2杯     

   スィートチリ 大さじ3か4杯     

  ※4人で食べて余る量です。

 

作り方 ①春雨を戻す。

    ②熱湯にむき海老を入れ 加熱する。

    ③きゅうりを切る。

    ④カシューナッツを砕く。

    ⑤ボールに①から④と、パクチーの葉を入れる。

    ⑥⑤にナンプラー、酢、レモン汁、スウィートチリを入れ、

     混ぜてできあがり。

     

ジャスミン茶》

   ジャスミンは 気の巡りをよくし 気持ちを落ち着かせます。

   温性で 辛味で 肝に効くため 春にピッタリのドリンクです。

   ジャスミンだけでも 十分ですが 更に気を巡らせる働きのある

   陳皮 と 春に多い 目のトラブル対策として

   クコの実 を入れて みました。

 

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ジャスミン茶 + 陳皮 + クコの実

 

材料 ジャスミン茶 1包     

   陳皮     小さじ2杯       

   クコの実   小さじ2杯      

   熱湯   300~400cc    

      

作り方 ①ティーポットにジャスミン茶、陳皮、クコの実を入れる。

    ②①に熱湯を注ぐ。

    ③茶葉が広がったらカップに注ぐ。 

 

《ミントティー

   風邪と暑邪・火邪 が身体に侵入し 身体に熱感がある方向けです。

   レシピは前回 載せていますので 参考にしてください。

   花粉症対策として紹介しましたが

   ミントは 熱を取り除き 喉の腫れや痛みを改善する作用があります。

   また 辛味で 肝と肺 に効きます。

 

 気分が落ち込む日 なんかイライラする日に

 コンビニで ジャスミン茶 を買って 飲む 

 これも 薬膳 です。

 怒りっぽくなる この春を ジャスミン茶 で

 気持ち穏やかに 過ごしましょう。

 

国際薬膳師 国際薬膳調理師 登録販売者

  熊代美奈子 (くましろ みなこ)

  

     

かんたん薬膳~ちょこっと薬膳生活~

はじめまして。国際薬膳師の熊代美奈子です。

 

薬膳は難しく思われがちですが、タイトルにあるように、

ちょこっとだけ取り入れる、かんたん薬膳レシピを紹介しつつ

ゆる~い私の薬膳生活を、このブログに書いてみたいと思います。

 

今のこの時期、花粉症に悩まされている方も多いかと思います。

花粉症対策として甜茶もいいですが、

甘さが気になる方もいると思います。

そんな方に薄荷(ミント)をおすすめします。

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ベランダでかんたんに育ちます。

ミントといっても色々種類がありますが、これはスペアミントです。

アイスの上などにのっている あれ です。

ミントは、気滞と血瘀といって、

気と血の巡りを良くする作用があります。

つまりリフレッシュ、熱を取り除く、他 

花粉による鼻づまりや、喉の痛み等々

たくさんの効果があります。

そこで、ミントを使った薬膳ドリンクと薬膳酒をご紹介します。

 

レシピ ~薬膳ドリンク~ ミントティー

 

材料 沸騰したお湯 150~180cc、ミント 数枚 【一人分】

①水を沸騰させる。

ティーポットに、

 生のミントをちぎったものを、ティースプーン3杯分と

 (乾燥ミントの場合は、ティースプーン1杯分)

 ①のお湯をカップ一杯150~180cc注ぐ。

  ☆美味しく感じられない場合は、ミントの量を加減したり

   緑茶にミントをプラスしてみてください。

   緑茶も、熱を取り除いたり、イライラ解消の作用があり、

   ミントとの相性抜群です。

   

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のど、鼻 スッキリ。

 

レシピ ~薬膳酒~ カシスモヒート

 

材料 カシスリキュール 大さじ2、ミント 10枚、

   ライム 輪切り1枚、炭酸水 100cc

   氷 適量 

   【一人分、200cc】

①容器にカシスリキュールを入れ、氷を入れる。

②①にミント、ライム、予め冷やしておいた炭酸水をいれて、

 軽く混ぜます。

 ☆炭酸水は、無糖のただの炭酸水を使用しています。

 ☆アルコールに強くない方にも、おすすめです。

  強い方は、カシスリキュールをお好みの量に増やして

  召し上がってください。

               

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スッキリとして飲みやすいです。

 

最後まで見ていただき、ありがとうございます。

次回もまた、見てもらえたら嬉しいです。      

 

        

国際薬膳師、国際薬膳調理師、登録販売者

       熊代 美奈子(くましろ みなこ)